働きマン(4)
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/23
- メディア: コミック
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最後の二話が良かった。と言っても話が繋がってるわけではなく、単に最後二話の景色が良いというか。
具体的には木瓜に水やるマンだと、まだ芽吹いてない木があるような背景でもって、昼下がりの閑静な住宅街を歩いている時のこの空気は大したもの。そこに風が吹き抜ける演出があってこれがまた良い。最初は秋かなと思ってたんだけどどうも4月っぽい、10月と匂い以外は大した違いがないから良いんだけど。その後の夕暮れをバックに路線上の電線によって空が埋められている一枚絵も黒とトーンのコントラストが効いてて中々。
父マンだと、実家の庭で夜父親と肌寒そうに話すシーンが印象的。部屋の中の光源が人物に反映されてて良い。それに風が吹いてきた時の草のしなり具合が、ってまた風か。大概に風好きなあ。
まあそんなわけで4巻は良かった。それにしても所有してる好きな漫画が次々に4巻になっていく。ヴィンランドサガ、プルートゥ、ヒストリエ、で今回の働きマン。イキガミ4巻はもうすぐだし、ミツルギも4巻が出るって話だし俺と悪魔のブルーズも4巻楽しみにしてる。まあ個人的には4〜5巻で終わってくれるのが助かるんだがなあ。