風呂

お湯焚きをしながら湯船に身を沈めてしばらく事を考えていたら、鼓動がどくどくして汗腺がピシピシと音を立てた。これは湯の温度が高いせいでなく、シナプスのダイナミックな活性化による高揚のせいなんだろうなあと思いつつ、ようやくのことで考え事をカテゴライズする事に成功して微かな達成感を持ったまま、風呂から上がって時間を確かめたら四半刻ずっと湯を焚いていた事が判明。ふらつく頭と手と足と体。
簡潔に言うとのぼせた。