めためた人生

 何か悩みの少ない人生になって久しいけど、今の職場に居る同い年の人が、仕事に人間関係に悩み続けていて、色々話を聞いている。まあ聞いていると、甘ったれた事言ってんなーとか思う訳だが、残業のし過ぎで体力面も弱ってるから、自然と精神面にもガタがきつつあるのは仕方がない事だよなと思う。
 ただまー、女の子の話とかなら相手は話を聞いてもらってスッキリする為に来てるから、「そっか」「大変だね」「なるほど」の3単語で大丈夫だけど、男だとスイッチが入ってしまって貴方のここがとても良いと思う、ここは伸ばすべき。悪い所はここだ、何故こうなのかな?みたいな事をそれなりにずばずばと言ってしまう。相手は男だけど、話を聞いて貰いたいだけに見えるので前者の対応をしたい所なのだけれど、後者の対応をしてしまい、ついつい追い込んでしまってる気がする。
 最近はそれを反省して、話はもっぱら一緒にいる文系おなごに聞いて貰う事にしてるんだけど、今日は二人で飯を食べませんかと誘われて、相談をされた。この場合どうしたらいいのかわからず、なるたけ失敗の少なそうな会話術、「その話と全く同じ内容を私から相談されたとして、貴方はどう対応します?」みたいなメタ会話で自分の意見を抑えつつ話を聞いてみると、やっぱり心に決めている対応はあるそうなので、そこを尊重したら何となくうまくいったような、いかないような。相談事に乗るって難しいねー。